今回のは、スティーブ•ジョブズのせい!

Do Smart

X Do Smart

Tim says:

This is terrible grammar! But, actually, the old Apple slogan “Think Different” was almost as bad grammatically. It should have been “Think Differently.” But in conversation, “Think different” would not sound so strange.

“Do Smart” may have been inspired by “Think Different.” “Do Smart” is worse, though, because “do” always needs a direct object, which “think” doesn’t. So, even in conversation, we wouldn’t say this.

At least, we should change this to something like:

O Do it smart

Although, to be completely grammatical, it would be better to say:

O Do it smartly

 

Ayumi says:

とある銀行のポスターに書かれた “Do Smart” 当初から私も「?」と思っていました。 “Be Smart” であれば文法的にも正しいけれど、まさかお客さん(←愚か者?)に向かって「賢くあれ!」なんて言うはずがない。(スティーブ・ジョブスがスタンフォードの伝説のスピーチで語ったのは “Stay foolish” だったけれどww)

たしかにアップル社のスローガン”Think Different”を下敷きにしているのかも知れない。 ただし、Thinkならば目的語なしで使って違和感がないけれど、Do だけでは “Do what?” と聞き返したくなる。目的語がないととにかく気持ち悪いのです。

Do it smart と目的語を入れたとする。 ポスターには「もっと使える、もっと頼れる銀行へ」とのキャッチフレーズ。 どうもよくわからないような、、、smartってマジックワードで日本語では便利に使われてしまっている感がある。

英語の先生的には、「動詞を修飾するのは副詞!」ってことで、 Do it smartly としたいところではありますが、 そんな私も話すときには無意識のうちに -ly を返上、「副詞→形容詞」に変換してしまっていることが実は少なくない。 Do it smart こちらの方が遥かにリズムよく、、、なにより「スマート」な響きがあるかも知れない。

 

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周囲にある英語を見て、果たしてそれが正しい英語なのだろうかと感じる英語はありますか?「あの英語は絶対に間違っている」という英語の表記はありますか?看板の写真を撮って、Machigai.comに送りましょう!とんでもない英語だったら、このコーナーで出します!

のんびりしている香り

relax aroma

X Relax Aroma

「Relax」は動詞です。それか、命令?「アロマ君!リラックスしろう!」

形容詞が必要だから、「Relaxing」にしましょう:

O Relaxing Aroma

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